スキンケア

お肌の潤いを守れ!「乾燥肌」に合った洗顔方法

乾燥肌には乾燥肌に合った洗顔方法を!

「自分は乾燥肌だ」という自覚のある方もたくさんいらっしゃると思います。

そんな、乾燥肌の方に実践してほしいのが、「乾燥肌に合った洗顔」です。

今回は、乾燥肌に合った洗顔方法について解説したいと思います。

そもそも「乾燥肌」とは?

乾燥肌とは、皮脂・細胞間脂質・天然保湿因子の働きが低下して、お肌の水分量が減ってしまっている状態のお肌を指します。

お肌の水分量が減ると、角質層がめくれ上がって、お肌の表面に隙間ができます。

そして、その隙間から水分が逃げていくので、「乾燥肌がさらなる乾燥を招く」という悪循環に陥ってしまいます。

同時に乾燥肌は、お肌のバリア機能も低下させてしまうため、お肌が外部からの刺激に弱い状態になります。

そのため、

ニキビ
シワ
シミ
毛穴の開き
乾燥性敏感肌

などといった、様々な肌トラブルを引き起こす原因にもなります。

「お肌の乾燥は全ての肌トラブルの根底にある」とも言えるほど、乾燥肌は美肌をキープしたい方にとって無視することのできない問題なのです。

乾燥肌の原因

乾燥肌になってしまう原因はたくさんあります。

例えば、

お肌に合わないスキンケアコスメの使用
間違った洗顔やクレンジング
保湿不足
空気の乾燥
紫外線
ストレス
加齢
睡眠不足
食生活の乱れ
過労

などといったことが、乾燥肌を引き起こす原因になると言われています。

こうしてみると、乾燥肌を招く原因は私たちのすごく身近なところに潜んでいることがわかりますよね。

乾燥肌かどうかをチェックする方法

乾燥肌の自覚があっても、本当に乾燥肌かどうかを確かめたことがないという方もいると思いますが、乾燥肌かどうかは簡単にチェックすることができます。

やり方は簡単、洗顔後に化粧水を付けずに、そのままの状態で10分ほど時間を置くだけです。

この後のお肌の状態を見て、以下の3点に当てはまる場合は乾燥肌です。

顔全体につっぱる
頬・口元・目元にかさつく
Tゾーンにテカリや脂っぽさがない

乾燥肌はどんな洗顔料を選ぶべき?

一言に洗顔料といっても、

固形石けん
フォームタイプ
泡タイプ
ジェルタイプ
リキッドタイプ
スクラブタイプ
パウダータイプ
泡立たないタイプ

といった種類があります。

乾燥肌の場合は、洗顔料の選び方も非常に重要で、場合によっては洗顔料が原因で乾燥肌を悪化させてしまうこともあるほど。

では、乾燥肌にはどんな洗顔料を選んだほうが良いのでしょうか。

合成界面活性剤不使用の洗顔料

使用されている量にもよるのですが、合成界面活性剤が使用されている洗顔料は、洗浄力が強すぎる場合があります。

洗浄力が強すぎると、確かに汚れはしっかり落ちるのですが、洗い過ぎてしまってお肌の乾燥を悪化させてしまう可能性があります。

ですから、合成界面活性剤不使用で洗浄力が弱い洗顔料を選ぶようにしましょう。

泡立ちが良い洗顔料

泡立ちが良くないと、洗顔する時に指でゴシゴシとこすってしまう原因になります。

指でゴシゴシとこすってしまうと、お肌に余計な負担をかけてしまうことになります。

ですが、泡立ちの良い洗顔料であれば、泡立ちが良いがゆえに洗う時の負担もかなり軽減されるので、泡立ちが良い洗顔料を選ぶようにしましょう。

保湿成分が含まれた洗顔料

乾燥肌には潤いが足りませんから、お肌の乾燥を防いでくれて、なおかつ潤いも与えてくれる洗顔料がベストです。

そのため、

セラミド
ヒアルロン酸
コラーゲン

などといった、保湿成分が含まれた洗顔料を選ぶようにしましょう。

敏感肌用の洗顔料

乾燥肌には、敏感肌用の洗顔料もおすすめです。

なぜかというと、乾燥肌も敏感肌も、「お肌に余計な負担をかけないほうが良い」という部分は同じだからです。

ですから乾燥肌の場合も、敏感肌用の「弱酸性」や「低刺激性」の洗顔料を選ぶようにしましょう。

乾燥肌に合った洗顔の流れ

①手を洗う

まずは手を洗って清潔な状態にしましょう。

手が汚れていると、洗顔料の泡立ちが悪くなりますし、不衛生な状態ではお肌にも余計な負担をかけてしまいます。

②顔を予洗いする

ぬるま湯だけで顔全体を洗い、軽く汚れを落としておきます

こする必要はなく、顔全体を濡らす感覚で大丈夫です。

予洗いすることで、毛穴を開くことができるので、より汚れを落としやすくすることができます。

③洗顔料を泡立てる

洗顔料を手に取り、しっかりと泡立ててきめ細かい泡を作ります

しっかりと泡立てて使うことで、お肌への摩擦を軽減することができますし、きめ細かい泡を作ることで、泡が毛穴の奥まで入り込みやすくなり、汚れをしっかりと落とすことができるようになります。

④Tゾーンから洗う

きめ細かい泡ができたら、まずは皮脂分泌の多いTゾーン(おでこ・鼻)から泡を乗せて洗っていきます

泡の力だけで充分汚れを落とすことができますし、ゴシゴシとこするとお肌に負担をかけてしまうので、クルクルと円を描くようにしながら、泡の力だけで洗いましょう。

⑤頬を洗う

Tゾーンを洗った後は頬を洗います

頬は乾燥しやすいパーツであるため、Tゾーンよりも優しく洗うように心がけましょう。

⑥目元・口元を洗う

最後に、目元や口元を洗います

目元や口元は皮膚が薄く、乾燥しやすいパーツでもあるので、泡を乗せてあげるだけで大丈夫です。

⑦ぬるま湯ですすぐ

顔全体を洗ったら、手ですくったぬるま湯に浸けるようにして泡を洗い流します

熱いお湯ですすいでしまうと、必要以上に皮脂を溶かして乾燥を招く恐れがあるので、33~36度くらいのぬるま湯を使うようにしてください。

また、泡が残ってしまうのも良くないので、泡が残ってしまいがちな生え際やフェイスラインもしっかりと洗い流すようにしてください。

この時、ゴシゴシこするのはNGです。

⑧タオルで水気を拭き取る

清潔なタオルを使って、顔に残った水気を拭き取ります

ゴシゴシと顔をこすって水気を拭き取ると、お肌に負担をかけてしまうので、顔をタオルに押し当てるようにして拭き取るようにしましょう。

洗顔後はすぐに保湿を!

洗顔後のお肌は非常に乾燥しやすいので、洗顔を終えたらすぐに「化粧水⇒美容液⇒乳液⇒クリーム」とスキンケアを進め、お肌の保湿を行いましょう

まとめ

乾燥肌に合った洗顔方法についてご紹介させていただきました。

乾燥肌の方は、今日からぜひこの洗顔方法で洗顔を行ってみてくださいね