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おしりにオロナインは塗っていいの?ニキビ・ブツブツ・黒ずみなど
オロナインといえば、昔から転んで傷ができたときには使っていた方が多い有名な薬です。
家にいつもある薬なので、おしりのニキビや黒ずみ効果があればいいなあと思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、おしりのにきびや黒ずみの効果や使用するときの注意をお話します。
出典 https://www.otsuka.co.jp/ohn/
オロナインはおしりのニキビに塗ると効果は
オロナインは大塚製薬が発売している軟膏でにきびや切り傷、水虫の肌トラブルに対応できる有名な商品です。
配合されている成分は、クロルヘキシジングルコン酸で抗菌作用が確認されています。
抗菌作用でアクネ菌を減らすことが可能なので、ニキビがだんだん落ち着いてきます。
初期の赤ニキビを緩和する力はあると、考えていいでしょう。
さらにオリーブオイルとワセリンが配合されているので、保湿作用があり肌を保護してくれる作用もあります。
しかしオロナインにはたっぷりの油分が入っているので、肌の皮脂分泌が活性化する可能性もあります。
説明書によると、オロナインを使うのは1週間程度にしましょうと言われています。
継続して使用すると、肌の常在菌が不安定になるので注意が必要です。
肌の常在菌は、腸と同じように善玉菌、日和見菌、悪玉菌が存在します。
常在菌のバランスが崩れて、悪玉菌の割合が高くなると毛穴の中で増えて行ってニキビを作ってしますのです。
潤いを作る力も弱くなるので、肌が敏感になることもあります。
毎日使うのなら、ニキビ専用の化粧品を使用するほうがニキビを改善する効果はアップするでしょう。
オロナインを使うときはお風呂上りに水分をしっかりふき取って、少量をニキビの上につけることがポイントでおしり全体に塗り込むのはやめましょう。
力を入れて薬をつけることで、刺激を受けて毛穴を塞いでしまい肌が荒れてしまいます。
出典 https://www.otsuka.co.jp/ohn/
おしりの黒ずみにオロナインでは役不足
オロナインは消毒や殺菌効果はありますが、黒ずみにはどうなのか気になりませんか?
お尻の黒ずみがなぜできるかというと、下着による摩擦や座っているときの圧力で肌が刺激を受けるからです。
最近ではパソコンの仕事が増えていて、長時間の座った作業で肌が乾燥したり摩擦によってメラニン色素の生成が活発になります。
摩擦や乾燥が起こると肌の角質が厚く積み重なり、ターンオーバーが乱れてメラニン色素が外に排出されなくなるのです。
そのため古い角質が肌に溜まり、ごわごわしたり黒ずみの原因になるでしょう。
またお尻は下着と衣類により摩擦が起こりやすく、肌荒れしやすい状態を作ります。
肌が荒れるとメラニン色素の発生が起こり、色素沈着や黒ずみに悩むようになります。
オロナインには油分が多いので、蒸れやすくなり黒ずみのお手入れには適していません。
なので黒ずみをとるには、ターンオーバーを正常にしてメラニン対策を取り入れる必要があります。
メラニンに働きかける成分入りのコスメでお手入れすることで、おしりの黒ずみがだんだん緩和されていきます。
おしりの黒ずみ対策にオロナインを使っている方は、効果が出やすいスキンケアを考えましょう。
保湿効果を高めながら、抗菌作用があるコスメが人気です。
お尻の黒ずみにはイビサクリーム
お尻の黒ずみにはイビサクリームがおすすめです。
イビサは、ブラジリアンワックスのメーカーでデリケートゾーンの商品の開発に力をしれていますので、商品力が高いです!
イビサクリームはデリケートゾーンの黒ずみを軽減するために開発された商品ですのでお尻にも使えます。
デリーケートゾーンの黒ずみにオロナインはだめ
お尻だけでなくデリケートゾーンも黒ずみが気になります。デリケートゾーンの黒ずみはやはり男性に見られて愕然とされたらショックです。
男の人のデリケートゾーンが黒い女性についてのアンケートを取ると
うーん、なかなか厳しいです。
そこでデリケートゾーンの黒ずみにオロナインを塗っていいのでしょうか?
答えは、×です。
まずオロナインは、油分が多く黒ずみの軽減には意味がないことと、デリケートゾーンの敏感な肌にはオロナインは強いので肌を傷めてしまう可能性があります。
デリケートゾーンの黒ずみにはイビサクリーム
デリケートゾーンの黒ずみには、先ほどお尻の黒ずみのところで紹介しましたイビサクリームをおすすめします。
赤ちゃんのおむつかぶれにオロナインに使用は注意
赤ちゃんのおむつかぶれに、オロナインを使ってみようと思っている方へ。
オロナインの説明書を読むと、かぶれには使用しないでくださいと書いてあります。
おむつかぶれは、尿や便の成分が刺激を受けて起こり接触性皮膚炎の1種です。
オロナインは殺菌作用があるので、炎症が出る接触性皮膚炎には効果が出ないだけでなく症状がひどくなることもあるので避けましょう。
赤ちゃんのお尻が汚れたら、できるだけ早くぬるま湯で洗います。
かぶれているときは、タオルでお尻をこすると悪化するのでやさしく丁寧に押し当てるようにふき取りましょう。
湿疹の症状がひどいときは、皮膚科や小児科に行って適切な薬を処方してもらいましょう。
かぶれだと思っていたら、ガンジダ皮膚炎だったということもあります。
赤ちゃんは免疫力が弱く汗をかきやすいので、ガンジダ菌が増えやすいという環境です。
おむつかぶれの予防で有名なのが、ワセリンで摩擦や刺激から肌を守ってくれます。
ドラッグストアで購入するときは、無添加で低刺激の赤ちゃん専用の商品を選びましょう。
赤ちゃんの肌によってワセリンが合わない場合もあるので、症状に変化がない場合は中止しましょう。
オムツの種類を変えることで、かぶれが改善するというケースもあります。
■最後に
ここではおしりのニキビや黒ずみに、オロナインの使用がいいかどうかをお話しました。
初期段階のニキビは緩和しますが、継続使用には向いていません。
また、おしりの黒ずみには入っている成分から効果が期待できません。
特に注意したいのが赤ちゃんのおむつかぶれで、症状が悪化することがあるので使用はやめましょう。