デリケートゾーン

デリケートゾーンで黒ずみが起こる4つの原因と対処法まとめ

クリームと女性の手5

デリケートゾーンで黒ずみが起こる4つの原因と対処法まとめ

普段まじまじと見る機会が少ないために、「見てみたら黒ずみが発生していた…」ということが多いデリケートゾーン。

デリケートゾーンで黒ずみが起こるのには、4つの原因があります

今回は、デリケートゾーンで黒ずみが起こる4つの原因と対処法についてご紹介します。

デリケートゾーンで黒ずみが起こる原因は?

はてなはてな

デリケートゾーンの黒ずみは、大きく分けて4つの原因によって引き起こされています

①摩擦や圧迫

摩擦や圧迫などの刺激が加わると、デリケートゾーンは黒ずみが起こりやすくなります

例えば、以下のようなことが、デリケートゾーンに摩擦や圧迫による刺激を与えます。

下着や衣類
生理用品
おりものシート
アンダーヘアの処理
デリケートゾーンの炎症(かゆくて掻いてしまうため)
デリケートゾーンの洗い過ぎ
性行為

見ての通り、女性として避けられない摩擦や圧迫が多いです。

「女性はデリケートゾーンが黒ずみやすくても仕方がない」ということですね。

こうした摩擦や圧迫を受けると、お肌を守ろうとしてメラニン色素が過剰に作られるため、黒ずみの原因になります

②ターンオーバーの乱れ

お肌は28日周期で生まれ変わっています

これを「ターンオーバー」というのですが、加齢などが原因でターンオーバーが乱れると、本来であれば排出されるはずの、黒ずみのもととなるメラニン色素がうまく排出されなくなります

当然ながら、メラニン色素がたくさん作られれば作られるほど、排出は難しくなります

その結果、排出されなかったメラニン色素が残ってしまい、黒ずみが起こりやすくなります

③ホルモンバランスの乱れ

不規則な生活や食生活の乱れはもちろんですが、妊娠で生じるホルモンバランスの乱れも、デリケートゾーンの黒ずみの原因になります。

そもそもホルモンバランスの乱れとは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つのホルモンのバランスが崩れてしまうことを言います。

黒ずみが起こりやすい時というのは、妊娠に大きく関わるプロゲステロンのほうが多く分泌されている状態の時

プロゲステロンには、メラニンを生成する「メラノサイト」を刺激する働きがあるため、プロゲステロンが多く分泌されている状態だと、黒ずみが起こりやすいのです。

妊娠中にデリケートゾーンや乳首の黒ずみが発生するのは、そういった理由によるもので、妊娠中の場合は「出産に備えた体の防衛反応」です。

④乾燥

「デリケートゾーンは下着に覆われていて蒸れやすい部分」という認識が強いかもしれませんが、意外と乾燥しています

というのも、皮膚がとても薄いからです。

皮膚が薄いため、元々摩擦や圧迫に弱いのですが、

保湿不足
空気の乾燥
睡眠不足
加齢

などが原因でデリケートゾーンが乾燥していると、バリア機能が低下してしまうので、さらに摩擦や圧迫から弱くなります

そのため、メラニン色素が多く作られる原因になるのです。

また、デリケートゾーンの乾燥はターンオーバーの乱れも引き起こすので、これもまたメラニン色素が多く作られる原因になります。

デリケートゾーンの黒ずみの対処法

 クリームと女性の手5

普段は衣類に覆われている部分ですが、場所が場所だけに、デリケートゾーンに黒ずみができてしまうと恥ずかしいですよね。

「早くどうにかしたい!」と思うのではないでしょうか。

デリケートゾーンにできてしまった黒ずみは、残念ながら完全にキレイに消すことは困難なのですが、これ以上濃くなってしまうのを防いだり、薄くしたりすることは可能です。

では、どういったことをすれば良いのでしょうか。

①保湿ケアをする

先ほどもお話しした通り、デリケートゾーンは乾燥しやすい部分なので、保湿ケアをしましょう

デリケートゾーンの保湿には、「デリケートゾーン専用の保湿剤」を使用するのがおすすめです。

必ずしも、デリケートゾーン専用の保湿剤でなくても良いのですが、デリケートゾーンがとても敏感で弱い部分であることを考えると、専用のものを使うのが一番安全です。

◎主なデリケートゾーン専用保湿剤

【アンティームオーガニック by ルボア】アンティーム ホワイトクリーム
【ペマエンジェル】ジャムウ ゲルパック
【サマーズイブ】フェミニンモイストジェル センシティブ

②専用の美白コスメを使う

お肌に使う美白美容液や美白クリームがあるように、デリケートゾーンにもデリケートゾーン専用の美白コスメがあります

デリケートゾーン専用の美白コスメには、

トラネキサム酸
βアルブチン
ビタミンC誘導体

といった有効成分が配合されています。

いずれも強い成分ではないものの、デリケートゾーンのような敏感で弱い部分の使用には適しています

◎主なデリケートゾーン専用美白コスメ

【イビサビューティー】イビサクリーム
【レピア】フェミニンインティメート セラム
【ハーバルラビット】ナチュラルゲルクリーム

③下着を見直す

下着のサイズが合っていなかったり、お肌に優しくない素材の下着を身に着けていたりすると、下着の摩擦や圧迫で黒ずみができやすくなります

ですから、下着のサイズが合っているどうか、そして下着に使われている素材を今一度見直してみてください

ゆったりした下着に変えたり、天然素材のお肌に優しい下着に変えたりするだけでも違いますよ。

④股を締め付けるボトムスを避ける

いくら下着を見直しても、股を締め付けるようなボトムスを着用していれば無意味になってしまいます。

サイズがきついボトムスや、厚手で伸縮が利かないボトムスは避け、股を締め付けないようにしましょう

ストレッチ性のあるパンツやスカートが良いと思いますよ。

⑤洗い方を見直す

「デリケートゾーンの黒ずみを落とそうとして、ゴシゴシ擦りながら洗っていた…」なんて方もいるのでは?

このような、デリケートゾーンに強い摩擦を与える洗い方は黒ずみを悪化させるので、洗い方としては良くありません。

デリケートゾーンを洗う時は、決してゴシゴシ擦らないようにすると共に、刺激の強い熱いお湯で洗い流すのもやめましょう

ちなみに、デリケートゾーンを洗う場合は、デリケートゾーン専用ソープの使用がおすすめです。

⑥アンダーヘアの処理は「電動シェーバー」で行う

アンダーヘアの処理を、

カミソリ
毛抜き
脱毛ワックス
除毛クリーム

などで行うのは、デリケートゾーンにとっては刺激が強すぎます

それゆえに黒ずみが発生しやすくなるので、アンダーヘアの処理はお肌への負担が軽い「電動シェーバー」を使って行いましょう

⑦生活習慣と食生活を見直す

デリケートゾーンの黒ずみには、体の内側からアプローチすることも非常に重要になります。

生活習慣や食生活が乱れていると、ターンオーバーが乱れやすくなりますから、規則正しい生活と栄養バランスの整った食生活に変えていきましょう

ちなみに、黒ずみのケアには

皮膚の主成分である「たんぱく質」
抗酸化作用を持つ「ビタミンC」「ビタミンE」
血液の材料となる「鉄分」

といった栄養素が特に必要になるので、意識して摂るようにしてみてください

まとめ

今回は、デリケートゾーンで黒ずみが起こる4つの原因と対処法についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?

デリケートゾーンはどうしても黒ずみが起こりやすいのですが、黒ずみの原因を取り除くようにすれば、黒ずみが今以上濃くなってしまうのを阻止することができますし、専用のコスメを使用すれば、黒ずみを薄くすることも不可能ではありません

デリケートゾーンの黒ずみにお悩みの方は是非、参考になさってください。